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【グレイス病院】村田先生の小児科通信 第1回「花粉症」

グレイス病院 (2025.02.14)

 こんにちは。グレイス病院小児科の村田です
これから、小児科のちょっとした役に立つ
お話を配信していこうと思います。
第1回目は花粉症についてです。

 今年も、スギ花粉の飛散が本格化してきました。
花粉症のお薬は内服・点眼・点鼻などがありますが、
本来の効果を得るために正しくお薬を使用しましょう。
お薬の使用のポイントをお知らせします。

内服薬(レボセチリジン、エピナスチン、フェキソフェナジン、ロラタジン):
症状がつらい時に頓服するよりも、継続して内服することで安定した効果を発揮します。
症状が強い方は、花粉が少ない日も内服を継続しましょう。
これは、点眼薬・点鼻薬でも同様なので症状が強い方は
シーズン中なるべく投薬を継続しましょう。

点鼻薬(アラミスト®、リノコート®):
鼻づまりの状態で使用するとお薬が十分に鼻の粘膜に届きません。
入浴後などに鼻をかんで鼻汁がない状態で点鼻しましょう。

点眼薬(アレジオン®):
かゆみで目を掻いてしまった後に点眼すると
目にできた傷にしみて痛いことがあります。
かゆみが出る前にお家で点眼してから外出するようにしましょう。
どうしても点眼を嫌がってしまうお子さんには
1日1回瞼に塗ることで目のかゆみを抑えるアレジオン眼瞼クリーム®も
今年から使用できますのでご相談ください(当院では院外処方となります)


 また、お薬だけで全ての症状を抑えられないこともあるので、
マスクや花粉症用メガネなどで体に入る花粉を物理的に
シャットアウトするようにしましょう。
お薬を正しく使って、花粉の季節を乗り越えましょう!



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