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医療療養病床
病院の病床は医療法で5分類(一般病床・療養病床・精神病床・感染症病床・結核病床)に整備されています。
5分類はいろいろな基準(ハード・ソフト)が定められており、療養病床はハ−ド面では病床面積や談話室等の設備が必置であり、ソフト面では医師、看護師、介護職員の数が定められています。
療養病床は医療療養病床(医療保険)と介護療養病床(介護保険)があり、主として長期にわたり療養を必要とする患者さまを入院させるための病床です。一般病床で治療が一段落したが引き続き療養が必要な状態や、在宅療養が難しい患者さまが対象です。
一般病床は急性期疾患の治療、療養病床は慢性期疾患の治療との分け方です。
平成18年の第5次医療法改正で、療養病床のあり方が見直され医療療養病床に入院されている患者さまは医療必要度に応じて医療療養病床か介護保険施設を選択する事になりました。
医療必要度とは医療区分(医療処置)、ADL区分(日常生活自立度)に分けられ、それぞれが3段階(1・2・3)あり9段階に分類されます。
平成18年7月からは、医療療養病床は主に医療区分2・3対象の患者さまが入院する病床として位置づけされる様になりました。
医療区分2・3の内容は医療区分3の疾患や状態に分類され、それ以外の疾患や状態は医療区分1とされます。
医療区分3の疾患や状態の中には、急性期疾患または亜急性期疾患に近い状態が多く含まれており、医療療養病床は一般病床と変わらない病床に成りつつあります。
平成19年、厚生労働省の中央社会保険医療協議会診療報酬調査専門組織慢性期入院評価分科会では、この医療区分・ADL区分の妥当性を検証していますので、その結果再度見直しが行われる可能性もあります。
【医療区分に係る評価表】
医療区分3
| 1 |
スモン |
| 2 |
医師及び看護職員により、常時、監視及び管理を実施している状態 |
| 3 |
中心静脈栄養を実施している状態 |
| 4 |
24時間持続点滴を実施している状態 |
| 5 |
人工呼吸器を使用している状態 |
| 6 |
ドレ−ン法又は胸腔若しくは腹腔の洗浄を実施している状態 |
| 7 |
気管切開又は気管内挿管が行われており、かつ、発熱を伴う状態 |
| 8 |
酸素療法を実施している状態 |
| 9 |
感染症の治療上の必要性から隔離室での管理が行われている状態 |
医療区分2
| 11 |
筋ジストロフィ−症 |
| 12 |
多発性硬化症 |
| 13 |
筋萎縮性側索硬化症 |
| 14 |
パ−キンソン病関連疾患(進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症、パ−キンソン病(ホ−エン・ヤ−ルの重症度分類がステ−ジ3以上であって生活機能障害度がⅡ度又はⅢ度の状態に限る。)) |
| 15 |
その他の難病(スモン、多発性硬化症、筋萎縮性側索硬化症、パ−キンソン病(ホ−エン・ヤ−ルの重症度分類がステ−ジ3以上であって生活機能障害度がⅡ度又はⅢ度の状態に限る。))を除く。) |
| 16 |
脊髄損傷(頸椎損傷を原因とする麻痺が四肢全てに認められる場合に限る。) |
| 17 |
慢性閉塞性肺疾患(ヒュ-・ジョ-ンズの分類がⅤ度の状態に該当する場合に限る。) |
| 18 |
悪性腫瘍(医療用麻薬等の薬剤投与による疼痛コントロ−ルが必要な場合に限る。) |
| 19 |
肺炎に対する治療を実施している状態 |
| 20 |
尿路感染症に対する治療を実施している状態 |
| 21 |
傷病等によりリハビリテ−ションが必要な状態(原因となる傷病等の発症後、30日以内の場合で、実際にリハビリテ−ションを行っている場合に限る。) |
| 22 |
脱水に対する治療を実施している状態 |
| 23 |
消化管等の体内からの出血が反復継続している状態 |
| 24 |
頻回の嘔吐に対する治療を実施している状態 |
| 25 |
褥瘡に対する治療を実施している状態(皮膚層の部分的喪失が認められる場合又は褥瘡が2カ所以上に認められる場合に限る。) |
| 26 |
抹消循環障害による下肢末端の開放創に対する治療を実施している状態 |
| 27 |
せん妄に対する治療を実施している状態 |
| 28 |
うつ症状に対する治療を実施している状態 |
| 29 |
他者に対する暴行が毎日認められる状態 |
| 30 |
人口腎臓、持続緩除式血液濾過、腹膜灌流又は血漿交換療法を実施している状態 |
| 31 |
経鼻胃管や胃瘻等の経腸栄養が行われており、かつ、発熱又は嘔吐を伴う状態 |
| 32 |
1日8回以上の喀痰吸引を実施している状態 |
| 33 |
気管切開又は気管内挿管が行われている状態(発熱を伴う状態を除く) |
| 34 |
頻回の血糖検査を実施している状態 |
| 35 |
創傷(手術創や感染創を含む。)、皮膚潰瘍又は下腿若しくは足部の蜂巣炎、膿等の感染症に対する治療を実施している状態 |